ネットレーベルの歴史、前半

ネットレーベルの歴史について調べていたら赤身レコーズがそれを年表としてまとめているpdfを発見。
[AKA-051] akamirecords - Japanese Netlabel Map ver.20110219 | 赤身レコーズ

ただしtogetterを見ると正確でないところも少しあるみたい。

これを見ると、去年ネットレーベルの存在を知ったものとしては結構驚いた。2000年からもう活動していたレーベルがあったのか。テクノポップ御三家のP-MODEL平沢進がMP3配信を開始(())したのが1999年だそうだからその頃にはもうある程度の容量、60MBくらいのデータがすんなり落とせる環境になっていたのか?と思いwikipediaで少し調べた。

1997年にはNTTにより、最大128kbpsの常時接続サービス「OCNエコノミー」が月額38,000円で提供開始されたが、サービス区域が市部や郡部の中心部に限られ、中小企業やごく一部の個人が導入した程度に留まる。後に低額料金のものも出現するが、一時的な利用のみとなる。
日本のインターネット - Wikipedia

最大128kbpsって言われてもピンとは来ないので参考までにSoftBank 3G回線は最高384kbps、今度発売するPlayStation VitaのNTTドコモの3G回線が最高が128kbpsだそうで、まあこれら情報から考えても、結構遅いということだけはなんとなく分かる。
まだそんな環境なので、このころ活動しているレーベルは少ない。ある程度ネットが普及しないとネットレーベルも当然のことながら普及はしない。2000年代前半に生まれたレーベルは少ない。長くなってしまったので、次回はある程度ネットが普及し始め、さまざまなレーベルが勃興し始めた2005年辺りから書いていこうと思う。